命からの恵み。自然へと還元する素材。豊かでやさしい住まいの塗壁素材をご提案します。




 

人と環境にやさしい家づくり

左官について

左官材料というものは、とくにその仕上げにおいて、他の仕上げ材に比べて圧倒的な多様性をもっています。 粒の大きさで風合いを変える、色を加える、コテで模様をつける、表面を磨くなどなど、数え上げればキリがないほどです。こうした仕上げの変化は壁紙や塗料などでは考えられません。

こうした多様性を持った材料を使う左官職人は、わが国の美意識や文化の深さ、そして器用さによってその技術を世界最高とまで言われるほどにたかめてきました。 また地域独自の左官材料や左官技術も生まれ、わが国の建築文化に深みを加える大きな役割を果たしてきました。

「いい建築の仕事をするには、腕のある大工だけじゃだめ。いい左官職人が絶対に必要。」と意識の高い工務店の人はいいます。それだけに建築にとって左官工事は重要なポイントになり、 そのために技術を持った左官職人を抱えておくことが工務店にとって大切だということを表しています。実際、建築工事において左官職人の地位というは大工と並んで高い物です。左官職人の仕事を見ていると簡単にやっているように思ってしまいますが、とても奥が深い技術なのです。

ほたて漆喰壁に欠かせない左官材料とは

左官材料というのは、 一般的に細かく砕いた土や石などに水を加えて練り、それを左官職人がコテで塗っていくものを指します。わが国のとくに本州以南では、「土壁」は壁をつくるときの方法として「板壁」と並んでもっとも一般的に用いられてきました。伝統的な土壁は竹や細い木を組んで土を塗る土台をつくり(小舞とよばれる)、そこに土を塗りつけて壁をつくっていきます。いくつかの課程を経て下地ができあがると、漆喰などで仕上げれます。左官材料の多くは固まるとひび割れを起こしやすいものです。それを防止するために使われるのが「スサ」とよばれるものです。また施工性を上げることと接着力を高めるために糊が入れられます。左官材料の主役になっているのは、「石膏」や「石灰」です。このようなカルシウムでできた成分は水を加えると固まる性質を持っているからです。 わが国に限らず、世界中で石膏や石灰が建築や芸術に使われています。世界を見渡してもとくにわが国の左官技術のレベルは高く、戦国時代にわが国を訪れたヨーロッパの知識人がある城の漆喰仕上げを見て驚嘆の声を上げたといいます。戦後壁紙や塗料などの普及によりこうした左官技術が失われつつあるのは残念なことです。

人と環境にやさしい左官材料

シックハウスの問題が大きくなることで再び左官材料が見直されてきました。壁紙や塗料にはシックハウスの原因となる化学物質をたくさん放出するものがあり、ほとんど土や石だけでつくられている左官材料に注目が集まったのです。「人にやさしい」という意味では、調湿性を持っていることもその理由に挙げられるでしょう。調湿性というのは湿気を吸ったり吐いたりする性質のことで、材料中に小さい穴が空いている左官材料はその能力にとくに優れているのです。左官材料を内装に使うことで、結露を抑える働きをしてくれます。うまく使えば梅雨時期のジメジメ感や冬場の過乾燥を防ぐことも期待できます。「環境にやさしい」というのは、まず左官材料をつくるときにそれほど大きなエネルギーを必要としないこと、化学物質による環境汚染がほとんどないこと、耐久性が高いこと、処分がしやすいなどがその理由として挙げられます。また最近になって、「人や環境にやさしい」という視点で開発された左官材料が生まれてきました。わが国に豊富にある機能性をもった材料(珪藻土、火山灰)や、優れた機能性を持ちながら処分されていた材料(貝殻など)を左官材料として有効活用するような製品です。左官材料の新しい歴史が始まったのかもしれません。

 


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